包装あれこれ
製品を機能的に包装し経済合理性だけを追求していた時代は終わりました。
今や包装は商品の一部であり商品価値やイメージの向上までも視野に入れ、社会の変化に対応し、生活者にとってなくてはならない存在として非常に重要な役割を担っています。
包装の役割
何のために包装するの???
包装は商品の一部として重要な役割を果たしているため、今や生活の中でなくてはならない存在であり、生活者の関心も、求められる品質も高くなっています。包装はその時代の価値観やライフスタイルを反映した存在と言えます。
対面販売が主流の時代は、持ち運びや保管の際の製品の保護が包装の機能の重点として求められていました。しかし、スーパーマーケットやコンビニエンスストアに見られるセルフ販売方式が主流になると、店頭で包装された商品を生活者自身が選択し、購入するようになりました。つまり、商品保護の機能だけでなく、持ち運びの便利さ、見た目の美しさ・楽しさなど、生活者の視点にたった包装が求められるようになりました。
今や包装は商品の一部であって、包装による商品価値の向上が今まで以上に重要になってきています。包装は私たちの暮らしを支え、豊かにする縁の下の力持ちです。
包装の目的
1.商品保護
商品をほこり、細菌、紫外線、酸化から守り、高品質な状態を維持する。
2.利便性の向上
いつでもどこでも消費できる。持ち運びや、開封をしやすくする。
3.商品イメージの向上
魅力的な印刷、便利な形態、陳列効果、ブランドイメージの確立などで購買意欲の喚起
4.流通効率
輸送・保管・荷役の作業効率の向上
5.情報の提供
商品としての必要な表示、内容物の説明