サステナビリティ基本方針

私たち東京自働機械製作所は「企業は生活協同体である」という社是のもと、幅広いステークホルダーの皆様のご協力により、成長と発展を遂げてきました。これからも事業を通じてステークホルダーの皆様と協働し、「持続可能な社会の実現」と「持続的な企業価値向上」の両立に挑戦することで、社会から信頼され必要とされ続ける企業を目指します。
そのために、特定した以下の4つのマテリアリティ(重要な課題)ごとに対応方針を定め、組織の意思決定プロセスに組み込み、継続的に取り組んでいきます。
地球環境への配慮
事業を通じて与える地球環境に対する悪影響を低減し、脱炭素・循環型社会に対応する持続可能な新しい価値を創造することを目指します。
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事業を通じた
社会への貢献
「安全」「安心」「高品質」かつ「生産・流通でのロス低減」を可能とする製品の提供を通じて、お客様の企業価値向上と社会課題の解決に貢献します。また、社会から必要とされる企業であり続けるために、地域貢献に取り組みます。
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誰もが自分らしく
能力を発揮できる職場
多様な個性と価値観が尊重され、誰もが受け継がれた技術や高めた能力を最大限に発揮し、イノベーションを生み出すことができる職場を築きます。
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経営基盤の強化
コンプライアンスの徹底およびコーポレート・ガバナンスの充実を通じ、経営の健全性、透明性を確保するとともに、会社を取り巻く様々なリスクに対するレジリエンスを高め、経営基盤を強化します。
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マテリアリティ特定までのプロセス
当社では2021年12月からサステナビリティ委員会を設置し、当社にとってのマテリアリティについて検討を開始し、取締役会での承認を経て、ESGの観点から4つのマテリアリティを特定しました。
サステナビリティ委員会およびサステナビリティ推進室の立上げ
代表取締役社長を委員長とし、課題解決に実際に取り組む各部門の部門長をメンバーとしたサステナビリティ委員会と各部門から選出されたメンバーで構成するサステナビリティ推進室を立ち上げました。
マテリアリティの候補の抽出
情報開示の枠組みや、SDGsのターゲットを参照し、マテリアリティの候補を抽出しました。
ステークホルダーの考えを調査
株主、お客様、協力会社、従業員、地域社会、行政等幅広いステークホルダーの考えを調査しました。
マテリアリティ分析
STEP2で抽出したマテリアリティの候補をステークホルダーの視点からの重要度と経営の視点からの重要度について分析し、当社が優先して取り組むべきマテリアリティの構成要素を選定しました。
マテリアリティの特定
STEP4で選定したマテリアリティの構成要素から当社の取り組むべきマテリアリティを特定しました。
  マテリアリティ マテリアリティの構成要素
E
環境
1.地球環境への配慮 ①気候変動対策(脱炭素)
②循環型社会実現
③製品利用による環境負荷低減
S
社会
2.事業を通じた社会への貢献 ④製品の品質・安全向上
⑤生産・サプライチェーン上でのロス低減
⑥地域社会との共生
3.誰もが自分らしく能力を発揮できる職場 ⑦人権の尊重・ダイバーシティ推進
⑧次世代を担う人材育成
⑨労働安全衛生
G
企業統治
4.経営基盤の強化 ⑩コンプライアンス
⑪コーポレート・ガバナンス
⑫総合的災害リスク管理
対応方針の検討プロセス
1.リスクと機会の分析
特定したマテリアリティに対する主なリスクと機会を想定しました。
マテリアリティ 主なリスク 主な機会
1.地球環境への配慮
①気候変動対策(脱炭素)
②循環型社会実現
③製品利用による環境負荷低減
  • 異常気象の増加による事業被害発生
  • 温暖化進行による就業環境悪化
  • 脱炭素政策強化(化石燃料高騰、炭素税等)によるコスト増
  • 二次包装等プラスチック包材使用包装減少と代替包材への移行
  • 化石燃料使用設備の座礁資産化
  • エネルギー使用量削減によるコスト削減
  • 変化に適応した包装機械(新包材、省エネ等)の需要増
  • プラスチック包材のリサイクル率を高める取組みの進展によるリサイクル関連設備の需要増
2.事業を通じた社会への貢献
④製品の品質・安全向上
⑤生産・サプライチェーン上でのロス低減
⑥地域社会との共生
  • 安定性、信頼性の他に食品ロスや包材ロスも機械選定の基準になる。
  • 品質や安全性に問題が発生することによりお客様からの信頼低下、訴訟リスク
  • 地域からの信頼低下
  • 品質保持期限延長の需要増
  • 包材ロス低減の需要増
  • 品質や安全性の高い製品を提供することによりお客様からの信頼向上
  • 地域からの信頼向上
3.誰もが自分らしく能力を発揮できる職場
⑦人権尊重・ダイバーシティ
⑧次世代を担う人材育成
⑨労働安全衛生
  • 画一的な組織のままでは新しい発想が生まれにくくなる。
  • 技術、技能の伝承の途絶
  • 技術力、生産性が低下
  • 生産年齢人口減による採用難
  • 労働災害による業務中断、納期遅延
  • 安全配慮義務違反による提訴
  • 多様な価値観、意識をもった人材により新しい考えやイノベーションが生まれる。
  • 技術、技能の継続的な伝承
  • 一人ひとりに合った指導や能力開発により技術力、生産性向上
  • 従業員の定着率向上
4.経営基盤の強化
⑩コンプライアンス
⑪コーポレート・ガバナンス
⑫総合的災害リスク管理
  • ステークホルダーからの信頼低下
  • 企業価値の低下
  • 長期にわたる事業の中断
  • 予期せぬ損失の発生
  • ステークホルダーからの信頼向上
  • 従業員の遵法意識の向上
  • 適切な情報開示で企業価値向上
  • 人為的災害の発生の防止
  • 天災発生時のレジリエンス向上
2.未来のあるべき姿と対応方針
未来のあるべき姿を思い描き、バックキャスティング思考で対応方針を検討しました。
1.地球環境への配慮
①気候変動対策(脱炭素)
②循環型社会実現
③製品利用による環境負荷低減
関連する
SDGs
【未来のあるべき姿】
  • 2050年にScope1、Scope2において自社のカーボンニュートラルを達成している。
  • 新しい価値を市場に提案し、脱炭素・循環型社会の実現に貢献している。
  • 製造過程で出た廃棄物を無駄にせずリサイクルしている。
【対応方針】
事業を通じて与える地球環境に対する悪影響を低減し、脱炭素・循環型社会に対応する持続可能な新しい価値を創造することを目指します。
2.事業を通じた社会への貢献
④製品の品質・安全向上
⑤生産・サプライチェーン上でのロス低減
⑥地域社会との共生
関連する
SDGs
【未来のあるべき姿】
  • 安定的な生産が可能でロスの少ない機械を提供し、お客様に満足していただいている。
  • 地域社会から信頼され、共に発展している。
【対応方針】
「安全」「安心」「高品質」かつ「生産・流通でのロス低減」を可能とする製品の提供を通じて、お客様の企業価値向上と社会的課題の解決に貢献します。
また、社会から必要とされる企業であり続けるため、地域貢献に取り組みます。
3.誰もが自分らしく能力を発揮できる職場
⑦人権尊重・ダイバーシティ
⑧次世代を担う人材育成
⑨労働安全衛生
関連する
SDGs
【未来のあるべき姿】
  • 多様な人材の意見やアイデアが反映され新機種の開発や生産性向上に活かされている。
  • 誰もが教育の機会を与えられ、仕事に必要な能力を高めている。
  • 培ってきた技術、技能が伝承されている。
  • すべての従業員が心身の健康を維持、増進し、 いきいきと仕事をしている。
【対応方針】
多様な個性と価値観が尊重され、誰もが受け継がれた技術や高めた能力を最大限に発揮し、イノベーションを生み出すことができる職場を築きます。
4.経営基盤の強化
⑩コンプライアンス
⑪コーポレート・ガバナンス
⑫総合的災害リスク管理
関連する
SDGs
【未来のあるべき姿】
  • 会社に関わる全ての人が、法令、倫理、社会規範、定款、社内規則に照らして正しい行動を取るという意識を持ちそれが守られている。
  • ステークホルダーとの信頼関係が強化され、企業価値が一層向上している。
  • あらゆる災害発生時に事業継続が可能であるようリスクを分析し、それが最小化されている。
【対応方針】
コンプライアンスの徹底およびコーポレート・ガバナンスの充実を通じ、経営の健全性、透明性を確保するとともに、会社を取り巻く様々なリスクに対するレジリエンスを高め、経営基盤を強化します。
サステナビリティに関する当社のガバナンス体制
サステナビリティを重要な経営課題として捉え、他の経営課題と共に中期経営計画や事業方針等の事業戦略に組み込み、継続して取り組んでまいります。
SDGs
私たち株式会社東京自働機械製作所は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
2015年9月、ニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える加盟国首脳の参加のもと、その成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげました。この目標が、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。